舞台「アリスインデッドリースクール ノクターン」(171007-09) #デッドリー17

ノンシュガーの栗野春香さんが出演する舞台「アリスインデッドリースクール ノクターン」を見てきました。
会場は新宿村LIVE。

土日月の6公演を見たのでまとめて感想を書きます。

出演者は船岡咲若林倫香中塚智実・舞川みやこ・栗生みな・永吉明日香・大塚愛菜・民本しょうこ・秋元美咲・持田千妃来・花梨・天音・雛形羽衣・佐藤琴乃・栗野春香・渡辺菜友・月岡鈴・鶴田葵・遠藤瑠香・八坂沙織

今回は全員シングルキャスト(鶴田さんと遠藤さんは日替わりゲストとのこと)ということで栗野さんも初のシングル。
1日2公演は見る方もけっこう大変だなと思ったので演じるのはもっと大変だったと思います。
大塚さんに聞いたら「栗野始めてだから大変そう」みたいな感じのことを言ってましたw

今回のこの舞台は歴史のあるシリーズらしいのですが自分が見たのは初めて。
twitterで出演者のツイートを見ている限りでは「とにかく辛い」という印象だったのですが、最初に見た感想は「意外とそうでもないな」という感じでした。
「とにかく辛い」ということで相当泣けるんじゃないかと思っていたのですが、自分は多少はうるっと来はしましたがほとんど泣いたという感じではなかったです。
ただ他の人の感想を見てみると「泣けた」という声も多く見かけたので自分がほとんど泣けなかった理由は良くわかりませんが、あらかじめ情報を入れ過ぎてしまい構えてしまっていたのかもしれないですね。

展開としてはかなり最初の段階からゾンビが出てきて(実際出ては来ないですが)緊迫した雰囲気なのですが、若林倫香さん演じる墨尾優のキャラクター設定によって前半はかなり笑いを取ろうとする場面が多かったです。
実際かなり笑えたので笑いのレベルも高かったと思います。
後半はとにかく一人(優)を残して全員が死んでいくのでめちゃめちゃ重いですね。
自分的には栗生みなさん演じる高森朝代がライターを受け取る一連の場面が一番グッときましたね。

この話は最終的には「自分はどうするのか」ということが言いたいのだと思います。
しかしとにかく救われなさ過ぎるのがなんというか面白くないとは言わないですが、自分には第一印象ではイマイチに感じられてしまいました。
やっぱり自分はとにかく泣かせるけど最後にはある程度ハッピーエンドに持っていく展開が好きです(泣いた後の気分がいいのでw)。
あとやっぱりあらかじめどういう感じかっていうのは出来るだけ遮断した方がいいような気がしました。
でもtwitter中毒だからやらないの無理だからなあw

歌は迫力があってめちゃ良かったですね。



まずは今回の主役の百村信子役の船岡咲さん。
彼女はグラビアアイドルですが舞台も相当出ているみたいですね。
今回は若林さんがとにかく目立っていたのでちょっとその陰に隠れてしまった感じはありますが、優と2人で屋上に残された場面の迫力は凄かったですね。
それと最後の「一人ってこと、、、」のところは本当に良かったです。


続いては墨尾優役の若林倫香さん。
彼女は元SKE48で自分は何度も公演を見たり、映像で見たりして今回の出演者の中では良く知っている方だと思っていたのですが本当に驚きました。
「あれ?ともにゃん、、、こんなだったかな?」と。
まあ「役だから」と言ってしまえばそれまでなんですがとにかく笑いを取っていて凄かったですね。
いや~一連のあの表情は忘れられないと思いますw
サイン会で並んでる時に全身紫の人が来たので「あのスタッフさんめちゃ紫じゃない?」って言ったら事務所の社長さんで何か色々聞いてしまい笑いました(舞台と全然関係ないw

次は青池和磨役の中塚智実さん。
これはあくまでも自分の薄いAKB48での印象と昭和の古い価値観からすると生徒会長役はハマっていたと思います。
こういう子めちゃめちゃいそうw
でもこれはもう完全に好みで申し訳ないんですがこの役をやることによって自分がドルヲタとしてこの役を演じている人を好きになることはないと思うw

4番目は紅島弓矢役の舞川みやこさん
いや、名前だけ見て「魔銃ドナークロニクル」に出ていたのは覚えていたので「何の役だったかな~」と思って調べてみたんですよね。
そしたらなんと!!坂上桜子役!!w
うむ、、、やはり女は信用できないな(なんだそりゃw
凄いですw
というか「SOUL FLOWER ver.2017」でも見てたんですね。

5番目は高森朝代役の栗生みなさん
栗生さんは歌が上手いんですよ
以前に「SOUL FLOWER ver.2017」で見たときにはほんわかした歌姫みたいな役(ヒロイン)でしたが、今回はいち早く(なんじゃそりゃ)ゾンビに噛まれたという設定だったので取り乱したりする場面が多く印象は全く違いましたね。
自分は今回、朝代が紅島からライターを受け取る「ナイスピー!!」の場面が一番グッと来ましたね。
なんというかやはり信頼関係で結ばれていて最後に2人の関係が良いものになった、そんな感じがしました。
それとやっぱり最後の挨拶はズルい。あそこで自分が泣くとは思わなかったなw


6番目は辻井水貴役の永吉明日香さん。
いやーいい役ですよね。
自分だったらこの役がやりたいかなと思いました(なんじゃそりゃw
色々な表情を見ることができたなと思います。
食べたいものをいう場面はめちゃめちゃかわいかったですよね。
生徒会長がいなくなったあとの場面は本心が見えた気がして悲しい中にも少し嬉しい気がしました。


7番目は橙沼霧子役の大塚愛菜さん
大塚さんは栗野さんと3作連続の共演です。
今回は一人だけスカートの下にジャージを履くような役wでどちらかと言えば名探偵寄りでクォンタムとは全然違う感じでしたね。
自分は今回のような役が自分が勝手に抱いている彼女の印象とリンクするような気がして見ていて楽しいです。
まあ真面目で神経質そうな雰囲気より煩いくらいの女の子の方が個人的に好きだっていうのもありますがw
紅島にボールを投げるフリをして一人だけ捕まっていじめられる?ところは最高ですよね。
背も小さくてかわいいのでなんかいじめたくなってしまう気持ちはわからなくもないですねw
サイン会ではオレンジのジャージ(ドイツワールドカップの時のオランダ代表のやつ)を着ていったら「前にいたグループのイメージカラーだ」みたいなことを言われて「あら、その話アリなのねw」と思いました。
まあ自分は研修生の時に少し見ただけなんで出来る話もないんですがw
それにしてもハロプロにいた頃のことは全く覚えていないくらい彼女には興味がなかったんですけど、6年も経ってまさかこうやって舞台を何度も見てわざわざ自分から金を出して話しに行くことになるとは思いもしなかったです。
それだけでも今回舞台に行ったかいがあったなと思います。
これは本当に栗野さんに感謝ですね。
それと栗野さんにTシャツにサインして貰ってるときに「うわ!性格悪っ!最高」と言われたので嬉しかったです(泣)


8番目は貝原依鳴役の民本しょうこさんです。
たみしょうさんは「名探偵」のときも「終わらない歌を少女は歌う」の時もコミカルな役どころでしたが、今回はそういうところは一切無しでした。
おそらく「あいつ」の存在が原因で氷鏡に噛み付いているのが印象的ですが、自分としては爆弾が爆発したあとの「霧子!!撮ってるか!!」がやはり泣けますね。。。
最後の挨拶のところは我慢できなくなってしまったんでしょうか?w


(これ、、、全員やるのかな、、、w)


9番目は堂本千十合役の秋元美咲さんです。
彼女は3年間アイドルをやりながら芝居をやってきたようです(さっき調べたw)。
おそらく所属していたグループはかなり精力的に活動しているグループだと思うので両立は大変だったと思うのですが、そういう環境でここまで来て今回も「欧米か!!」でNo.1の笑いを取ったわけですから(そこ?w)栗野さんもやれば出来るでしょう。
でもあれですよね。やっぱりなんとなくアイドル感があるような気がします。
これ言われて本人的に嬉しいのかどうかわかんないけど、自分は褒めてます。

10番目は村崎静香役の持田千妃来さんです。
彼女は元キャナァーリ倶楽部なので元ハロヲタの自分は見たことあるんじゃないかなと思ったのですが、入ったのが遅かったので見たことないかもしれませんね。
というか彼女も5月に舞台で見ていたのですがすっかり忘れていましたw
彼女のことはtwitterでたまに見かけてはいたのですが「なんかパッとしない子だな。。。」という印象だったんですけど、チケイベで近くで見てビックリするくらいかわいかったので本番も期待してました。
演技に関して自分がいうことなんてのはただの一つもないんですが、個人的にはスマホを使っているのがバレて後ずさりするところが好きでしたねwかわいいです。
サイン会で「モップ振り回すのめちゃ凄いね」って言ったら「ああいうの大好きなんです」とのこと。
話をすればわかりますが彼女は非常に真面目ですね。こんなに真摯な対応を握手会でしてもらったことはあまり記憶にありません。素晴らしいと思います。
個人的にはいろいろな意味で今回一番良かったというか印象に残りましたね。

11番目は緑浜塔蘭役の佐藤琴乃さんです。
新しいグループがまだ始動していないのですが、佐藤さんは立場的に栗野さんに一番近い共演者だったはずです。
舞台に初めて出たのも今年になってからのことのようなので栗野さんが先輩ですよw
彼女は土曜の昼にものすごい間違えをして、さすがの自分も「うわあー!!」と思ったんですが、そのことを話したら並んでる3人で楽しそうに笑ってたので良かったですw
でも何が良かったって全く間違った雰囲気を出さなかったのが良かったですね。
千秋楽の挨拶の時に泣くのを我慢してましたが栗生さんの高森での挨拶で感極まってしまったのを見てこっちも泣いてしまいましたw
ライブも見る機会がありそうなのでその時はまた挨拶に行きたいです。


12番目は巣宮春菜役の渡辺菜友さんです。
今回栗野さんと保健委員でペアの渡辺さんですが、栗野さんと普通にお友達で、これまでは渡辺さんの方が年上というか立場が上の役が多かったのですが(実際は渡辺さんの方が年下)、今回は栗野さんが先輩役でなでなでされたりそういうのどうなの?と聞いてみたら「キモい(意訳)」だそうですw
でも演技の仕事って知らない人とやるならいいけど友達と一緒だとなんか恥ずかしい気持ちになりそうなんですよねw
仕事だからそんなことないかw
それと「自分なら絶対に屋上から出て行かない。ショッピングモールなんてゾンビだらけにきまってる。でもスマホが使えなくなるのだけが辛い」みたいなことを言ってて「こんな状態でもスマホ使いたいのかよw」と思いましたw

同じ場所でミスしたのは本人も悔しかったでしょう。
頑張れ!


13番目は氷鏡庵役の八坂沙織さんです。
これは八坂さんと直接関係ないんですが、考え方的に氷鏡派なんですよ、自分は。
どう考えても正面突破は分が悪すぎると思うんですよw
氷鏡が「ズレ」みたいな話をしていて、そこらへんから上手く解決に持っていくお話になるのかなと思ったので、そこらへんも自分の予想と違って「あら」と思った部分かもしれませんね。



続いては我らが栗野春香さんです。
栗野さんが今回の舞台に最初に「出るよー」ってなったときに「あ、また出るのね。まあ2ヶ月に1回って感じだから順番だなw順番w」というくらいの感想しかなかったのですが、いざ始まってみたら「良くここにキャステイングされたなあ」と思いました。
栗野さんが舞台に出るようになって自分も舞台を見に行くようになったわけですが、今回が自分が見る11作品目なんですけど、それしか行ってなくても共演者の方々はどこかで見た人たちばかりなんですよね。今回主役級で出ていなくても何度か他の舞台で主役で見たことがあるような人もいるくらいで、「(シングルキャストだけど)本当はダブルの役だから」と本人は言ってましたが、初めてのシングルキャストでこの中でやるのはなかなかにプレッシャーもあったんじゃないかなと思います。
栗野さんの役は保健委員で怪我した人を治療するだけの役ではないですが、そういうシーンも多く、普段のがさつな(すみませんw)雰囲気ではなく、穏やかで優しい雰囲気が必要とされる役でした。
自分から見た限りでは演技としては十分以上だったと思います。
声もキレイだったし、しゃべり方もこう癒されるような雰囲気が十分に出ていたと思います。
少し声を荒げるようなシーンも良かったですね。
唯一抱きかかえたりするシーンに関しては本人も「背が低いからなかなか難しい」みたいなことも言ってましたが、それはまあ仕方ないかなと思います。
泣くシーンは、、、まあこれからでしょうw頑張って欲しいです。
とにかく今回はこれまでになく客席全体から注目されるシーンも多かったので嬉しかったですね。

ただ、一つこれだけは苦言を呈するのを許して欲しいし、今回の舞台を見た皆さんが感じていることだと思うんですけど、やっぱり栗野さんの最大の問題点はちょっと可愛すぎるところなんですよねー。
あんなに可愛い保健委員はちょっとリアリティーが無さすぎるんだよなー。

それとこれはもしかしたら毎回書いているかもしれませんが、やはり栗野さんが出てる舞台ってどうしても栗野さんのことがどこか気になってしまいフラットな気持ちで見られない瞬間があるんですよね。
これ、ライブのステージだと全くそういうことがないので自分が舞台を見慣れてないんだと思うのですが、もう少し修行しないといけませんねw

物販の写真が売り切れたのも本当に良かったです。本人も「泣きそう」って言ってましたw
下世話だけど当たり前な話ですがこういうのが売れないとこの手の舞台に出演し続けるのは難しいと思うんですよ(泣)
チケットも指名制で売られていて出演者は自分を指名して買ってくれと繰り返し言ってますし(号泣)。
アイドルグループなら人気のある子がCDをたくさん売ればCDを少ししか売れない子も同じコンサートに出演できますけど、この手の舞台は別に劇団じゃないですからそうはいかないでしょう(全公演早々にSOLD OUTするくらいならあまり関係なさそうな気もしますがチケが余ってるわけですから売らなければいけない)。
アイドルがキャスティングされるのもそのへんもあるんじゃないでしょうか(泣)

どうでもいい話で泣き過ぎてしまったw


アイドルの活動としてはライブも楽しいのですが、ライブばかりだと飽きちゃうし、ノンシュガーは朝練があるのでその点はかなりメンバーもファンも恵まれている方だと思うのですが、やっぱり舞台も楽しいです。
栗野さんには他にも色々挑戦して楽しませて欲しいですね。
これからも応援してますよ。
お疲れさまでした。

全然書けてない気がしなくもないですが、キリがないのでこの辺にしておきますw