栗野春香さんの出演する舞台「禽獣のクルパ -Avalon-」を見てきました。
会場は下落合TACCS1179
昨年夏に栗野さんがヒロインを演じた舞台「QuartZ」と同じ会場ですね。
個人的には「帰って来たなあ」という感じです(お前は見てるだけだろw)
自分が見たのは土、日、月(祝)2公演ずつの計6公演です。
まずは物販ですが(そこから?w)、「QuartZ」の時はツーチェキがあったのですが、今回はなかったので買うものがなく結局5,800円しか使わなかったです。
つーか、こないだのこの舞台の前夜祭イベントが台風で中止になってしまい、栗野さんと7か月ぶりに話すチャンスを逃してしまったのですが、いったいいつになったら話せるんでしょうかw
普段チケ代より物販の方が高いような舞台ばかり行っているので「これで成り立つのか?」と不安になりますが、まあ継続してやっているようなので普段行ってるとこががめついだけなんでしょうw
パンフの写真は非常にいいと思うのですが、横に長い状態で開いて読まないといけないので座席で読みづらいです(隣の人の邪魔になりそうw
あとこれ「QuartZ」の時にも言ったんですけど、物販で代金受け取る子がめちゃめちゃかわいかったですw
これは冗談抜きで会場で一番かわいいと思いますね(冗談にしとけw)
お釣りを受け取るときに手と手が触れてドキドキしてしまうなんて久しぶりの感覚...(泣)
座席は「QuartZ」の時に比べて前2列の数が減ったような気がしますね。
自分はC3が2回(土曜昼・夜)とA1(日曜昼・月曜昼)が2回とA6(月曜夜)とA7(日曜夜)でした。
C3はセンターなのですが、高さが足りずに普通に見づらいですw
千秋楽がA6の最前センターで見られたのは良かったですね。
最前だといい匂いがしますねw
音響ですがC3に座っていた時に雨の降ってくるシーンで雨の音が大きすぎて何言ってるか全然わかんなかったです。
A1もスピーカーの前なので後半の何かのシーンであまりに音が大きくて「あれ?ミスってる?」と思ってしまいました。
出てるメンツはしっかりしており決して声が小さいなどということはないと思うのでもうちょい音が小さくてもいいのではないかなと思いましたね。
今回のこの舞台、普段自分が見るようなものと違って実際に起こりうるような内容のものでした。
あらかじめ出されていた写真を見ると耳が生えてるということもありそんな内容だと思っていなかったので意表を突かれました。
そもそも耳が生える必要が単純に考えるとストーリー的には知り合いが言っていた「隔離するため」以外にないと思われるので、「耳が生えてる」という点だけを理由に非現実的だと考えるのは自分としては強引かなと思います。
そういう印象もあり自分は今回のこの舞台を非常に現実的なものとして受け止めました。
そしてもう一つ、fragment edgeは「百合」がテーマだと思うのですが、そういう部分がほぼなかったのがこう言ってしまうのもアレですが見やすかったですw
前回見た「QuartZ」もそういう部分が他と比べると少ないと言われていたのですが、今回の方がより少なかったと思いますね。
主役は以下の2人のどちらともいうことはできない感じがするのですが(パンフを見るとユリネがヒロインらしい)、谷尻まりあさん演じる犬飼ミコトと柳瀬晴日さん演じる猫宮ユリネは2人とも児童虐待を受けていたという点が最大のポイントだと思います。
ミコトが母親から虐待(暴力)を受けていたという描写はまあいいとして、ユリネが父親から性的虐待を受けていた描写はなかなかエグイなと思いましたね。
こういうのって最近はメディア通して出来るんですかね?映画もドラマも見ないんで全然わからないんですよね。
ミコトは母親をユリネは父親を殺して合宿に向かいそこで大地震に襲われ14人で遭難してしまうのですが、ユリネに関しては親を殺してしまったということより虐待を受けていたことが人格に影響を与えており、極限状態でそれが悪い方向に行ってしまったという印象を受けました。
ユリネは父親から性的虐待を受けていたことが原因で誰も信用することができず、ミコトが自分にとっての初めての信用できる人間ということでミコトへの依存を深めて行ってしまいそれが崩壊へと繋がってしまいます。
一方のミコトは母親から虐待を受けていたのですが、全編を通して優しいキャラクターなんですよね。唯一「救い」という言葉や、目の前の人を救いたいという気持ちが強いという点が虐待の影響なんでしょうか(離婚により虐待をするようになった母親を救いたいという気持ちが非常に強い)。
ミコトを演じた谷尻まりあさんですが「うーん、特にかわいくもないしなんか華もないような。。。」と最初は感じたのですが、見ていくとこの役にはぴったりの穏やかな雰囲気がありますね。こういう雰囲気の子は男はだいたい好きですね(ホントか?w)
特に耳が生えたシーンの動きがかわいいなと思いましたね。
ユリネ役の柳瀬晴日さんはもうお馴染みですね。
自分ももう見るのは4回目ですね。
狂気に満ちたような役柄が多いですが似合ってるのかなと思います。
今回も後半の演技は凄いですね。
しかし大地震で山奥に閉じ込められて食糧にも限りがあるとなるとやはり揉めるのは避けられないでしょうね。
実際に死ぬか死なないかの瀬戸際にまで追い詰められたこととユリネのミコトへの歪んだ?愛情が悲劇を生んでしまったのかなと思います。
鼠谷ヨヨ役を演じた新木美優さんは非常に良かったのではないでしょうか。
今回の出演者の中で数少ない顔見知りの1人ですが、重要な役を任されるだけはあるなと思いました。
本人はかなりうるさくてイケイケ(死語)な感じなんですけどいかにもいじめられそうなキャラづくりも良かったと思います。
ミコトの「救いはあるはず」という言葉に影響を受けたこともあり、自分をいじめていた鹿乃を殴って「変わる」ことが出来たのですが、結果的にそのせいでユリネに撃たれてしまいます。
自分としては彼女は「変わった」後の感じのほうが本人に近い(こんなこと言ったら怒られそうw)と思います(まあ共通するのはうるさいってとこぐらいなんですけどw)
しかしこの役は推しの子が演じるとちょっと見ていて辛いかもしれないですねw
確か「TONKACHI-GIRL」の時もこんなような役だった気がしますね。
お見送りで優しくしてくれてありがとうございますw
狼塚トウカ役の加々見千懐さんは「QuartZ」にも出演していました。
見た目の感じが「QuartZ」の時と似てましたね。
まあなんというか悪役的な立ち位置なのでなかなか微妙かなとは思いますが、嫌いだと言っておきながら最初に拳銃が出てきた場面で地味に牛呂を庇っていたのは萌えポイントだったのではないでしょうかw
つーか2回見て2回ともめっちゃ男らしいので普段から絶対にスカートを履かなかったりするような勝手なイメージを持ってしまっていますw
その牛呂ケイを演じた平原ゆかさんですが、この子はかわいいですね。顔がw
金髪が似合ってましたね(地毛でした。fragment edgeはウィッグの場合が多い気がするのですが)。
とにかく最初から最後まで優秀で他人思いの人格者的な役でした。
でも常にバランスをとるような立場なので意外と見せ場がなかったような気もします。
ただ最後の「ねこみやぁ~!!」のところは辛くて脳裏から離れませんね。。。
栗野さんの相方の兎丸クルミ役を演じたのはお馴染みの花梨さんです。
まあこれは本人に聞いてもいないので想像でしかないのですが、花梨さんは栗野さんと知り合って長いので栗野さん的にも心強かった部分もあるんじゃないかなと思ったりはしましたね。知らんけどw
全体的に自分が想像する花梨さんのイメージに合ったような役だった気がしますが、委員長が殺される場面は非常に混乱している感じが良かった(良かった?w)ですね。
出てきて最初にでかい声出したときは笑いそうになりましたw
続いては熊瀬川ソラ役の我らが栗野春香さんです。
栗野さんは、まあ普段はふざけてはいますがどちらかといえば女の子らしい感じですし(そう思ってるの俺だけか?w)、病んだりすることもなさそう(少なくとも面には出さない)なので今回の役はイメージとはだいぶ違いますね。
まあセツナも全然違いましたがw
今回は見た目はほぼ男なので見た目の可愛さ的にはセツナの方が上だったかなと思いますw
役どころ的にはかなり地味でしたね。
親友のクルミに依存しているメンヘラ調の役でしたが、ああいう考えっていうのはけっこう誰でもするもんじゃないかなと思います。
まあ自分は「生きてる感じがしない」なんていう感情は全く抱いたことがないですが、最後にクルミに対して言ったような「ずっと今のままでいて」という気持ちはわかる気がします。
単純に自分もあまり変化を望む方ではないのでそう思うのかもしれませんが。
演技に関しては何か言いたいのですが、あまり良くわからないので何も言えないんですけど十分立派だと思います。
役的に笑顔が少なかったのがドルヲタの自分からするとちょっと残念でしたねw
あと、これは以前はあまり感じなかったけど体つきが子供っぽくてかわいかったです(なんだそりゃw)
あとは上でも書きましたがツーチェキはなかったのですが、お見送り的なものがあって、まあちょっと顔を合わせるくらいでしたけどそれでもテンション的にはなかなか上がったのでやっぱり栗野さんのことが好きなんだなあと思いましたねw
植野祐美さんが演じた虎渓カオリは学級委員長でした。
本人がアフターイベントで言っていた「たぶんみんな嫌いでしょw」みたいな意見には同意ですw
まあみんなで協力していかないとというのはわかるのですが自分がリーダーだということを意識しすぎてだんだん空回りが酷くなっていく感じでしたね。
そして落ちるとこまで落ちて最終的に殺されてしまうというのを演じるのは面白そうですし非常に演じがいがありそうだなと思いました。
どうせ演技やるなら殺されてみたくないですか?(殺してみたいというのもまあありますがw)
狐田シモン役の和泉柚那は誤解を恐れずに言えばストーカーのヲタクみたいな役でしたw
でも直接そういう発言はしないものの「俺があの子のことを一番わかってるんだ!」っていうヲタクはけっこういるんじゃないかなと思いますねw
今回の役の中では一番かわいそうな感じがしてしまいましたね。
妃野由樹子さんが演じた鹿乃サエコはギャルのいじめっ子でした。
非常に良かったと思いますが、自分だったらあんまりやりたくない役ですねw
殺したり殺されたりはリアリティがないからいいですけど、いじめるのはリアリティがあるので微妙な気持ちになりそうな気がしますw
見ててまあまあムカつくしw
でもそれは良かったことの裏返しなのではないかなと。
中馬エレナ役の沖田桃果さんはアリスインにもたまに出ているので何度か見かけたことのある顔ですね。
百合がテーマ?なので最初「先生」は女なのかなと思いましたが、冷静に考えたらオープニングでのサエコとのやり取りの時点でないですねw
前半がヤマで後半はあまり目立ってなかったかなと。
オーディションで選ばれたことをしきりに言っていた(他の子はみんなオーディションではないのかな?)のでよっぽど嬉しかったんでしょうね。
羊坂アンズ役の脇本美咲さんは「QuartZ」にも出演していました。
あの感じで食いしん坊の役をやらされるのは本人的にはどうなんだろうと少し思いましたが、でも似合ってたと思いますw
個人的には垢抜けない感じがあまり好きではないのですが、明るい子なのは間違いないので話をすれば好きになってしまうかもしれませんw
蕗端マキノ役の夏陽りんこさんは個人的には非常に良かったと思います。
何が良かったって演技ですね。
自分の中では一番良かったかなと。
まあ役のキャラクター的なものもあると思うのですが、いい意味で力が抜けていたというか自然な感じが良かったかなと。
最後は桜羽萌子さん演じる凛鈴テルです。
これは「QuartZ」の時も言ったと思うのですが、桜羽さんかわいいんですよ。
めっちゃ好みですね。
お話が出来れば。。。w
それとTwitterはそれなりに見てる人が多い一方、ここまでブログを読む人は少ないと思うので書きますが、テルがサエコに木で殴られるシーンなんですけどめっちゃ興奮しました。性的にw
いや、これ自分でもびっくりしたんですけど、そういう性癖があるのかと少し不安になりましたねw
その後にサエコがヨヨに木で殴られるシーンでは特に興奮しなかったんで「なんなんだこれは。。。」となってしまいましたが自分のことが不安ですw
しかしこの話は本人にはちょっとできませんね(栗野さんにもできないかな。。。w)
内容はかなり重い感じでしたが「QuartZ」と比べると誰が見ても楽しめる作品だったのではないかなと思いました。